宝塚音楽学校に入るとまずは礼儀とマナー、言葉使いを
徹底して学びます。
それは一つ上の本科生が教えて、その本科生はまた一つ上の方から・・
というように伝えているんです。
その時代によって多少の違いはありますが、
目指すところはいつの時代も同じ、
清く正しく美しく “上品なマナーのある素敵な女性”
なんです。
そもそも阪急の創始者小林一三先生が
素敵な女性、お嫁さんになる為にという願いが込められていると
お聞きしました。
♪清く〜正しく〜美しく〜♪
の歌があるのですが、
今でもこの曲を聴くと即座に背筋がピシッとしますね。
そして、一つの学年には必ず責任者がいて取りまとめをします。
団体行動する上で責任を持って、舞台に立っても責任者が務まるように
音楽学校から鍛えて行きます。
私は劇団の時にはコーラスの取りまとめや
場面の取りまとめをすることが多く、
その頂いた任務にこのことは必ず後に何か意味のあることに違いないと
思って全力で立ち向かっていました。
結局それは今、多数(30人ほど)を教えるという仕事や
ミュージカルを教え演出する大勢を束ねるという仕事などに
繋がっているんですね。